ご挨拶

谷口 理章

第35回日本脳神経外科国際学会フォーラム(JNEF)
第34回日本脳神経外科同時通訳夏季研修会(SIGNS)
会長 谷口 理章
(大阪脳神経外科病院 間脳下垂体外科・内視鏡センター長)

この度、2020年10月30日(金)および31日(土)の二日間にかけて、第35回日本脳神経外科国際学会フォーラム(JNEF;Japan Neurosurgical English Forum)ならびに第34回日本脳神経外科同時通訳夏季研修会を淡路夢舞台国際会議場において開催させていただきます。本会場は2015年に新須磨病院の近藤 威先生が第30回の本会を開催され場所と同じになります。オリンピック年のため、日程が通常と大きく異なりますこと、ご容赦ください。

日本脳神経外科国際学会フォーラムの活動は、他学会に類を見ない、誇るべきものと思います。同時通訳団への入り口としてとらえられている先生も多いかと思います。海外からの学会参加者に、同時通訳を通して講演内容を詳しく理解していただくことは、本邦の学術レベルを海外へ知らしめる一つの有効な手段です。また、初日の国際学会フォーラムでの英語プレゼンテーションのトレーニングは、逆に海外の学会参加において、発信力を高める極めて重要な意義を有しています。さらに口演の作法のみならず、英語論文作成に通じるノウハウも、ここそこに散りばめられており、現在の学術活動に欠かせない要素が多く含まれています。昨今の若い先生方の語学力の高さは、目を見張るものがありますが、学術発表や同時通訳には語学力以外のコツもありますので、ぜひ積極的に参加していただき、これらを体感し、習得していただければ幸いです。

本会を主催する機会を与えていただいたこと、大変光栄に存じます。またこのような貴重な会を早い時期から発起し、連綿と継続されてきた先達の諸先生方に敬意を表するとともに、会の意義を損なわずに今後へつないでいけるよう、努めたいと思います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

ページトップ